2008年 08月 04日
雑感
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苔、です。
ホントは梅雨が明けて夏が始まるムシムシした頃に、一斉に樹の陰に覆いつくすように、水気を湛えてむしている苔が圧巻で、この写真はちょっとその後で旬を逃した感がありますが、何ともいえない美しさ、あはれ、があります。と思います。
今日は上野に出てみたら、不忍池が一面蓮の葉と花で覆われていました。湖があり、中程にお堂があり、周りが街、という感じ、いつか訪れたハノイを思い出しました。ハノイも真ん中にホアンキエム湖という湖があり、中程に小さなお堂があり、そこはハノイでも一番好きな場所でした。
蓮の花って、日本っていうより、インドとか、天竺というか、そういうイメージがあります。和、雅、とは違うような。蜘蛛の糸でお釈迦様が覗いたのが蓮の池だったからか、ベトナムで同じように蓮の咲き乱れる湖を見たからか、より日本のとは異なった原始仏教のイメージです。
春には春の花を愛で、夏には夏の花を愛で、秋だったら紅葉か、冬はなんだろう?
とにかくそんな風に季節ごとにその季節を感じて有難みながら過ごしていきたいものです。