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ジャズピアニスト荻原健登のブログ

人に優しい

オギワラくんが働いていて思ったことを徒然なるままに書くなり。

この知的障害者と呼ばれる人たちは、優しい人が多い。
他の人が汗を書いていたら拭いてあげたり、
落し物を拾ってくれたり、
麦茶をついで持ってきてくれたり、
まあ、そういう些細なところではあるかもしれないが、
優しい人が多い。

んで、なんでこの人たちは優しいのかなあ、と思ったのだが、
まあ、育ててくれた親やその他の人が優しかったから、自然に優しい振る舞いが多いのかな、とも思うのだが。
正直、まったく疑いようもない純粋な彼らの優しさを見てると、
人間は生得的に優しい生き物なのかな、
とまで思ってしまったのであるよ。

まあさ、そりゃそんな大雑把な話はどうでもよいのかもしれないし、まあなんというかなんだけれども、彼らの優しさのその圧倒的な優しさに触れていると、そんなことを考えてしまうわけさ。
アレは、そうしろ、と教えられてそうする優しさとは別モノとしか思えない。

オギワラくんみたいにヘタにスレた人間だと、優しさと言っても、まずなんというか、オトナの理屈、というやつに殆どの行動言動が支配されているし、友人はじめ、健常者間のやりとりにおいて優しくされると、まずその訳を考えたり、どうして優しくするのかその利害関係を考えてしまったり、まあひどいスレようなわけですが・・。何の見返りを求めて優しくするのか、とか、考えてしまいます。むろん、こっちが人に優しくする時も、そこにはなんらかしらの理由があるわけで、まあ色んなカタチでの見返りをどこかで念頭に置いていたり、まあ、まったくスレたもんです。

知的障害者と呼ばれる人たちは、そこんとこ、そういうオトナの理屈とは無縁なところで、ただ、優しい。
人の誕生日には本当に心から、おめでとう、という気持ちをそのまんま表したり、人がちょっと調子が悪い時は心から心配して気が気でなくなったり。
こちらが言うことも全身で聴いてくれるし、だから気に入らない時は気に入らないことは気に入らないし、気に入らない、と全身で伝える。
オギワラくんのことをよく聴いてくれてる。

なんか、チクッとすることを言うようだけど、夜学の基礎心理の先生が、
「健常者と障害者だったら障害者のほうが全然話をよく聞きますよ。
健常者は聞いてるフリをするのがうまいだけですよ。」
と言っていて、オギワラくんもそれにちょっと痛快なものを感じたのを思い出した。

まあ、そんなこんなで、なんとなく日頃の感想を交えて一つの仮説を宣言します。

人は生得的に人に優しい
Commented at 2008-06-25 18:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kento_ogiwara at 2008-06-25 20:58
アイライクスシ・・・。

キミにそんな過去があったとは・・・。
それも4年とは長いこと頑張ったもんだね。

まあおでは最近若干慣れてきたことからくる安心感から、ややダルさを感じるようになり、なんとなくこの問題についてメモっておきたかったのさ。ただのルーティーンにするとこちらの学ぶ姿勢が減速していまうからね。

なにかテーゼが欲しかったのん。

もちろん本当に現場で接してる人たちに、目が覚めるような優しさを見せてもらって、ハァー!と思うことが日常的にあるのが事実にあるわけだが。

もちろんスレてても構わないし、誰でもそんなよくデキた人間である必要もないし、どんなに醜くてても生き抜くヤツがエライと思うし、実際スレてて手段を選ばない自分を責めてもいない。

だからオギワラくんは掻き鳴らすのさ。

何をって?
ロックンロールをさ。
by kento_ogiwara | 2008-06-24 20:37 | Comments(2)