<   2009年 06月 ( 2 )   > この月の画像一覧

2009年上半期の音楽活動

もう6月も終わり、2009年も半分が経ってしまいますね。
この半年は色々とすったもんだで音楽的にはプチ引き籠り状態でした。

1月~3月はマネージメントをやりながらサイドマン、という献身的な、とゆーかもうマゾ的なポジションに自分を追いやってジャズバンドをやりました。
結果わかったのは自分はサイドマンには適さない、ということ。
もちろん自分よりずっとうまい人に誘ってもらってサイドマンとしてピアノを弾く機会が今後仮にあるのならそれはやっていきたい。うまい人とやると自分もうまくなるし、それ自体エキサイティングなことだし。
でもやっぱり自分は自分の好きな音楽を自分でやってく方がいい、とゆーかそれしかないかな、と思いましたことです。

4月~6月はバンドはやらず、ジャムセッション強化月間でした。
国立のハコで出会った激ウマ・フルーティストと話して、オギワラくんが「この1~2年はひたすらピアノソロでモンクを弾いていた。」というと、「それもうほとんどウツだよ~。」と言われた。んでつまりそうやって一人で音楽をやっていってしまう危険性について話した。
オギワラくんは確かにソロ・ピアノの時が一番いい、とはよく言われるし、実際、ソロでモンクを弾いていると、信じられないような高揚、高みに行くことができて楽しかった。
んでフルーティストの言う危険性、というのはまさにこのこと。こういう一人でソロで弾いていて、ましてやそれが楽しくなってしまうと、ズバリ、他の人と合奏できなくなる、ということ。
実際ジャムセッション小屋では大抵の店で不完全燃焼な演奏しかできなかった。ソロで弾いているときのあの感覚を他の人との合奏の中でも出せるようになれればいいのだけれど、やはりそれには鍛錬が必要だ。そのためのジャムセッション強化月間だったのであーる。

でも最近、東京のジャムセッション小屋で定型化してるジャムセッション用のピアニストのあり方にちょっと疑問を感じて、今は暫くはジャムセッションはいいかな、と思っている。つまり重宝されるのはイントロが出せて、初見に強くて、便利屋的に曲をまとめ上げることができる職人的なピアニストが当然求められるわけだけど、なんか、そういう職人的なピアニストをこの間沢山見てきて、結局、「つまらないな・・・。」とか思ってしまったのだよね。職人結構だけれど、なんか、これだったら誰がやっても同じじゃん、別に自分もあの仲間入りして新たなコマの一つになる必要もないじゃん、と思ってしまったのだよね。
それだったら自分の、自分だけのピアノを弾くためにどうするかを追求した方が面白い、と。

一見不毛な半年だったかのようだが、一つだけうれしいことも。
本ブログでも再三告知してしたニュー・アルバム、ぶっちゃけ出来ていなかったんだけど、今度はホントのホントにできました。つまり今は全てのデータを納品して納金して、今頃中国の工場でプレスかかっているところです。7月11日に500部がどどーんと段ボールで届く予定です。後は待つのみ。とにもかくにも去年の常軌を逸したレコーディング地獄の労力と、もうほとんど呪われてんじゃないかというくらいの幼少期からのオギワラくんと音楽の因縁にひとまずこれでケリつけてやったTHEY!
たぶん7月11日に段ボールが来たら、ようやくこの病的とも言われた2枚組、一大大作やり過ぎアルバムプロジェクトが完全に終わって、何か新しいことを考えることができるのではないのか、と期待しています。
[PR]
by kento_ogiwara | 2009-06-27 22:42 | BLOG;音楽について | Comments(2)

セイウチ来た。

f0153932_2154368.jpg


最近はいまひとつかんばしくないカンジで日々を無為に過ごしています。
まあ割りとジャムセッションには行っているかもしれません。
お仕事はふつーに頑張っています。
家に帰ると晩メシを作ったり、洗濯をしたり、洗い物をしたり、洗濯物をたたんだりしています。
そうやってるともう寝る時間です。

まあ、ケータイのカレンダーを見ながら早く日が経ってくれ、
とか、
まだ○月?
とか、
まだ○月○日?
とか思いながらケータイをいじっております。
かといって何か楽しい予定が先にあるわけでもないのですが。

そんなこんなで私はカミサンに言いました。
「なあオマエ。そんな風に家と会社の往復やってんのはいいけど、オマエは何か自分にご褒美とかはしないのかい?」
するとぎっくり腰をおして通勤しているカミサンは、
「整形外科にタクシーで行きたい。」
と言いました。
私は言いました。
「いやね、そんなしみったれた話じゃなくて、例えばOLってもんはよく会社帰りに疲れた自分にご褒美としてケーキを買ってきたりするだろう、オマエにはそういうのはないのかい?」
するとカミサンは答えました。
「このあいだ、炊飯器の中に炊いたご飯が残ってるのをわかっていながら京樽でネギトロと納豆巻きを買って食った。」
私は答えました。
「ああ、そういうのはあるよね。私もこの間炊いたご飯があるのわかってて日高屋でとんこつラーメン食った。」

ひとしきり話した後で、私は言いました。
「こんなんだからセイウチが来たんだよ。」

このセイウチは先週、職場の宿泊旅行で鴨川シーワールドへ行った時に私が買ったものでした。
だいたい職場の宿泊旅行というと響きはいいですが、知的障害者たちと宿泊旅行というとまあ言っちゃ完徹上等、一年で最もハードなイベントなのです。みんな、はい寝ますよ、と言ってさっと寝る人たちではないし、誰かが一人でも起きたら介護者としては自分が起きて見守らなきゃいけないし、一人が起きると連鎖的にみんな起きることになるし。そうなったらもうおっぺけぺーなのです。

そんなハードワークのわずかな合い間を縫って私にセイウチを買わせたものは何だったのでしょう・・・。
すくなくとも鴨川くんだりまで来てこのハードワークの後で、私は手ぶらで帰る気持ちには到底なれなかった。
こなくそ、セイウチの一つでも買っていかなきゃ切なすぎる・・・、そうどこかで思ってた。

京樽の巻物も日高屋のとんこつラーメンもワンコイン以下。そりゃ贅沢かもしれないけど、こんなのってささやか過ぎるだろ。それだけが潤い、自分達へのご褒美なんて、せつな過ぎて涙がこぼれちゃう・・・。

そんな私たちの思いを感じて、セイウチはウチに来てくれたのだと思う。

今、セイウチ(カミサンは時々キバ子、と呼んでいる)は日々の生活に一抹の潤いを与えるセイウチとして特に何の役にたつでもなく部屋にころがっている。
[PR]
by kento_ogiwara | 2009-06-09 22:25 | BLOG;その他 | Comments(6)