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昨日は雪が降った。
1月の22日に33歳になったが、33年のまだ短いと思われる人生の中でも、雪はどんどん減っていった。子供の頃はもっと雪が降って、降るのが当たり前だった。
確かおととしは雪が一度も降らない冬だった。
その年の五月にインドネシア人の友人が、舞台の上で、
「今年は雪は降りましたか?」
と言って紙吹雪を降らす手品をしていたからよく覚えている。
これも地球温暖化か。
だから昨年雪が降った時はうれしかった。このまま一生雪が見れないのか、と不安に思ってもいたからだ。
昨日降った雪はそれはチンケなもので、まるでゴミが散っているかのような雪だった。

新しく入った同僚は元漁師で、主にカツオと金目鯛を獲っていたらしい。
ところが2,3年前から潮の流れが変わって、かつてカツオがいた漁場にはカツオがいなくなり、金目鯛も形の悪いものばかりになったそうだ。
おまけに原油高の高騰で、400万かけて1か月の漁に出て、その月の上がりが3万円、という月もあるほどの状況になり、陸に上がったそうだ。
よく報道されていたような話だが、報道以上に現実はシビアなようだ。

先週の週末、仲の良かった同僚の送別会。
同僚は最後、利用者の前で、
「皆さんの笑顔には人に元気を与える力があると思います。」
と言っていた。ありふれた言葉のようだが妙に胸に沁みた。
居酒屋では上司に軽くスーパーヴァイズをいただく。
曰く、利用者の自由を極力認めたい傾向にある人はその反対を、
利用者をできるだけ縛り付ける傾向にある人はその反対を、
それぞれ心がけるくらいがいい、と。
確かに極力利用者の自由と主体性、もっと言えばこのブログに前に書いた、自己決定の尊重をフェイヴァリットに挙げている私は、リスクマネジメントの観点からも、少しそれとは反対の動きもとれるようにしないといけないかもしれない。リスクマネジメント、利用者の安全の保護は最も重要なことかも知れないし、現にどんな状況でもいいからとにかく自分の子供が元気に帰ってきてくれればそれでいいのだ、と言っている親御さんもいるし、あるいはそれが全ての親御さんの共通の本音かも知れないし。

自己決定は最も重要、とある尊敬する先生は言っていた。
そして夜学の授業でも自己決定をめぐるディベイトなども行った。例えばターミナルに入っている人が食事を拒んでいる、貴方ならどうしますか?といった題材では、私は、無理やり食わせる、と答えたのを覚えている。先生は私の言うことをわかってくれていて、自己決定のディベイトにも関わらずこの自己決定を無視した私の意見を、「おもしろいですね。」と気持ちよさそうに聞いていた。

自己決定の尊重はあるいはもっとも重要で、私のフェヴァリットではあるけれども、時にそれが妥当性を失うことだってある。何でも人は自分が望むことが明らかだとは限らないからだ。自分が何を望んでいるのかわかっていて決定できるのも人間なら、自分が何を望んでいるのかわからなくて何も決められなくなってしまうのも人間だ。
このことをおさえておくことは重要なことに思える。

そこで登場するのが、利益、benefitという考えだ。
国連の障害者施策の中で、この最大の利益、という表現が初めて用いられたのは2006年の障害者の権利条約だと思うが、ある意味この概念は上記の観点からも妥当と思える。
確か児童の権利に関する権利条約でももっと前からこの、benefitという概念がうたわれていたが、別に児童を差別視するつもりはないが、少なくとも協力者がその児童に干渉するに当たって、判断能力の点でその児童の決定、及びそれによってその後伴われる事態に不利益が予想される場合、その児童の決定とは違う援助のあり方を模索することもありえるのは容易に想像されうる。
もちろん、一見非現実とも思われる児童の決定が、その後の児童の人生における利益に結びつくケースもありえるのだろうが。

自己決定はもちろん心情的には最も尊重したいが以上の理由で、あるいは本人の目下望まない決定を強いること、本人の望まない形の干渉・援助をすることも考えていかないといけない。そこに働くのは不利益にならないように援助していくこと、より積極的に言えば、その人にとって、その人の人生にとって利益となるような援助を考えることだ。このクライエントの利益の保護、というのが、本人の自己決定と必ずしも相容れなくても守られなければならない。

むしろ誰しも万能ではない。どんな援助がクライエントにとって利益となるのか自分一人では判断し兼ねることもある。だから各専門職は連携をとっておたがいスーパーヴァイズしあいながら適切な援助を考えていく必要が生じる。
福祉の世界でやたらにスーパーヴィジョンが重要視されるのもそういった理由からだろう。

さて私の勤める知的障害者通所更生施設というものは2006年の障害者自立支援法には規定されておらず、2012年まで、旧法(この場合は知的障害者福祉法)による規定のものを経過的措置として運営が認められたものなのだが、この経過措置が終わる2012年3月31日後、どのように変わっていくのであろうか。おそらく障害者自立支援法における生活介護に規定された運営になっていくのであろうが、まあ正直それがどういう影響を現場にもたらすかはわからない。
まあ一般的にこの法律は利用者にとっても、事業者にとっても逆風であることは免れないが、もし、規模縮小=人件費削減=サービスの質の低下というお決まりのコースをたどることになったら、少し私も考えないといけないのだろうな、と思う。
前に当事業所の利用者の定員と従業員の数のバランスから言って、「本来なら大赤字。社協だからできるがそれもいつまでもつか。」と強烈に皮肉られたことがあるけれど、確かにそうやって自前で頑張ってる民間やNPOを馬鹿にするつもりなど毛頭ないが、従業員がこれほどいるお陰で私の事業所では同性介助ができているし、査察においても一応良い援助を行っている、というご評価をいただいた。世間はそんなに甘くないから、といって私たちのような比較的恵まれた業務形態を民間レベルまでシビアなものにおとしめるのでなく、逆にもっと民間やNPOにもゆとりのある業務形態、サービス内容を保障するように押し上げ、財政面からも国が援助していくように変えていかないといけない、と今は思っている。
むろんこのことは政府がやろうとしていることとは正反対だし、世論からもアファーマティヴ・アクションとの批判もくることが予想される。でも、障害者・児童・高齢者・病人その他困っている人、助けを必要としている人を放置することは望ましいことではないし、もとい放置されるべきではない。私たち福祉職ももっと胸をはっていいと思う。

早く、困っている人に適切な援助が行くように、そうして援助する私たち福祉職がいっぱしの職業として認められて食うのに困らなくてすむ時代が来ることを願う。

そういえば去年の今頃このブログで報告したように、ウチには猫の額ほどながら庭があって梅の木が生えている、と書きましたが、それは庭ではなく避難用通路だ、という大家さんの主張により梅の木はとうの前に切られてしまいました。
ところががっくりしてたものの、ふと見ると、無残に切られたその梅の木、切られたそばから白い花が咲き始めていました。
なんだかちょっとうれしかったよお。
少し安心したな。
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by kento_ogiwara | 2009-01-25 23:30 | BLOG;社会福祉士として | Comments(0)

豚バラのブロック

先週近くのスーパーで豚バラのブロックが100g117円とかなり安く売っていたので700g買っちゃいましたYO!

そのままその日は角煮にしました。
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あまりの旨さに悶絶しそうになりましたよ。
しょうゆと酒と砂糖で1時間程煮込んだだけでやんす。
しばらく脂っこいものを食べてなかったので、その脂の旨さに悶絶。
まったくミルフィーユのような、いや、ミルフィーユのようでミルフィーユなどよりはるかにうまい最高の肉のミルフィーユだゼ!!!

1週間後、半分とっておいたその豚バラのブロックを解凍し、今度はチンゲン菜とあわせてオイスターソースで炒めて食ってやりましたよ。
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今年は丑年だからビーフを食いまくろう!とヤローどもと語らっていましたが、やはり豚バラはうまい。
ヤローどもとはいろいろイノシシとかクマとかシカとかウマとか一緒に食ってて、うめーうめー言ってたけど、と同時に、でもやっぱり豚バラが一番うまい、という結論にヤローども一同達した訳だが、そんなこんなで、やはりビーフの年とはいえ、豚バラの旨さを再確認する年の始めとなった。

ちなみにこの角煮とオイスターソース炒めの作り方を知りたかったら、このブログのリンクにある私の料理ブログを参照するといい。まあ作り方も何も、チンゲン菜と豚バラを炒めて塩コショウしてオイスターソースかけるだけだがな。

豚バラ・THE・ベスト!!!

P.S. オイスターソース炒めの写真の上にある味噌汁には、家の近くの無人市で買った長ネギを入れた。今朝畑から採りたての長ネギを食ってやった。もう買って家に帰りすがらネギの匂いを鼻を近づけてクンクン嗅いでいたのだが、本当にいい匂いがしたことよ。昼はサッポロ一番塩ラーメンの具材として使い、夜は味噌汁だ。ホントに香り高く濃厚で、トロットロ!新鮮味が違うわ。その日採れたネギをその日のうちに食ってやった。ぶっちゃけ一番新鮮な野菜を食いたかったらあの無人市だな。チンゲン菜もその無人市で買ったやつで同じように昼はサッポロ一番塩ラーメンの具材に、夜はオイスターソース炒めの具材にして採れたその日のうちに食ってやった。
うまいでえ~。

畑サイコー、フォー!!!
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by kento_ogiwara | 2009-01-17 22:34 | BLOG;その他 | Comments(0)

10万円色々

東京都が雇用創出のため、失業者・低所得者1000人を対象に、ヘルパー2級の資格のための受講料を全額負担するための予算を計上したそうな。

オギワラくんがいにしえの昔、ヘルパー2級を取ったときかけた費用はだいたい10万円。
それが今回は都の政策でタダでヘルパー2級の資格が取れるとのこと。
オギワラくんも今も当時も金持ちなどではなくて、10万円は一大決心の上の大枚だった。
だからと言って別に今回の都の政策に異論はないんだけどさ。
現場はいつも人手不足だし。

オギワラくんの同僚のシングルマザーは散々考えた末、今年度で3年勤めた現場を去ることにした。理由はいろいろきっとあるのだろうけれど、もう少しこの働き慣れた職場で頑張って介護福祉士の資格、ゆくゆくはケアマネージャーの資格を取った方が、カタイ、よ、と言うオギワラくんに対して、そうやって頑張っても子供は大きくなるし、今の生活のままじゃケアマネの資格をとるために必要な「10万円」も出せないの、と言ってた。ましてやそれで不合格だったら大変、と。
このブログを見ている人がどういう気持ちかわからないけれど、この「10万円」は、ホントに彼女の人生を左右する金額なんだ。オギワラくんは仲良しなその同僚とまだ働き続けたいけれど、オギワラくんはそういう彼女に何も言えねえ。

ま、これでいよいよオギワラくんも介護福祉士の資格は取っておこうかな、と思うよ。
何の意味もないかも知れないけれど、福祉、というフィールドを選び、そして働いてきた証にでもなってくれればいいな。
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by kento_ogiwara | 2009-01-08 00:40 | BLOG;社会福祉士として | Comments(0)

年始のご挨拶

遅ればせながら明けましておめでとうございます。

ちょっと風邪ぎみの歳の始めを過ごしています。
まあ少しずつ上向きになっていけばいいかな、と思っています。

本ブログでは書きませんでしたが、昨年のサンマの大普及は凄まじいものがありました。
秋のサンマが出回る季節から歳の終わりまで、オギさんの行きつけの回転寿司屋はサンマ一色で、おかげでイワシの入荷が全くありませんでした。
サンマが大量だったことにより価格破壊が起こり、サンマの漁師たちも大漁貧乏の憂き目にあったようです。獲れ過ぎても儲からない、というのは何とも切ない話ですね。かといって簡単に生産調整とかいって廃棄するのも忍びないし、なんとも難しいことですね。
サンマに関しては国立に住む同僚は、西友で1匹60円台にまで値段が落ち込んだらしく、その同僚はそれを5匹位買っては圧力鍋にかけ、骨ごと食べて過ごしていたそうです。オギさんも回転寿司でサービス皿(一日に一品だけ99円で食べれる)のサンマを食べまくりました。
とにかく価格破壊起こした激安のサンマを食べ続けた旧年でした。

価格破壊や生産調整に関してちと引っかかってたことがあるのですが、去年は世界的な原料高や食糧難が大々的に報道された1年でした。しかしその一方でまさに豊作で大量に収穫されたキャベツが生産調整にかかって大量に廃棄されたことをご存知でしょうか。
原料高や食糧難のニュースの合間に大量に捨てられたキャベツが映し出され、育てた農家が無念がっていたのを、非常な違和感を持って見たのを覚えています。
価格破壊からくる市場の混乱を避ける必要があり、そのための生産調整というのは理解ができますが、調整されたあのキャベツたちも、ただ廃棄されるのではなく、それこそ食糧難の時代なら、食べられるように、必要とされているところに届けられるように、なんとか有効活用できないものかなあ、と思いました。

今年はどんな歳になることでしょうか。
できれば2月初旬にアンコウを食べて、やはり同じころに広島の親戚から送ってもらって殻付きのカキを食べて、初ガツオ食べて、その他もろもろ季節のうまいものを食いまくりたいですが、どうなることやら。
一応友だちのヤローどもとは、今年は丑年、ビーフを食いまくろうぜ、と話しているのですが。
何はともあれ、2009年が皆様にとって素晴らしい歳でありますように。
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by kento_ogiwara | 2009-01-05 23:46 | BLOG;その他 | Comments(0)