<   2008年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

所信表明

f0153932_21183262.jpg


本日無事に正式にオギワラくんの社会福祉士合格が決まりました。
そうなのです!
オギワラくんは明日から、
社会福祉士
なのですぅぅぅぅっ!!!


とは言ったものの、これからが重要なのは言うまでもありません。
学校などで集中的に学ぶことはできなくとも、学び、学問的な視点は持ち続けて日々の仕事に従事していかなければなりません。またそうしないと、福祉の世界で生きる面白みも少なくなってしまうかもしれません。
現場の仕事で一杯一杯になって、思考停止にならないように、引き続き、価値を学び、感性を磨き続けなければ、何のために福祉の現場で働いているのかわからなくなってしまう可能性だってあります。

f0153932_2115211.jpg


夜学は素晴らしいものでした。
誠実な友人たちに恵まれ、授業もこの世界のあらゆることについて学び、あるいは学ぶ切っ掛けを作ってくれました。よく福祉=老人ホーム、というイメージを持っている人を見ますが、福祉の対象が普遍的であることに拠り、授業の内容は老人・児童・障害はもとより医学・心理学・社会学・法学などのそのまま生きてれば縁のなかったであろう学問から、地雷問題、ハンセン病隔離政策、イギリスの農業革命から産業革命を経て貧困層が生まれるまでの歴史etc.、ちょっと挙げたらキリがないほど古今東西の様々なことについて学び、ちょっとオギワラくんのアタマもヒートアップしまくりの1年でした。
クラスメイト達はそれぞれの分野ですでに活躍している人も多く、これからも連絡を保って情報交換して、協力していきたいものです。

この1年の学業は全て脳みそに書き込んでおきたいが、それもムリだし、人間は忘れなければ生きていけない動物なので、忘れてしまうのでしょう。とても惜しいことですが。
ただ国家試験への勉強で、自分なりに重要なところをノートにまとめたのでバイブル代わりに使っていきたいものです。


f0153932_21162575.jpg


社会福祉士になってなにがやりたかったのか、当初それには実は一つやりたい仕事があった。
精神障害者の就労支援である。
これがライフワークになると思っていた。オギワラくんの脆弱さからくるルサンチマンがそうさせるのだ、と信じて疑わなかった。

ところが、国家試験も近づく冬のさなか、オギワラくんは、不思議とその仕事に対する関心が薄れているのを感じた。今、障害者(全てではない)の施策に関わる仕事をしようとしたらつきまとうのが悪名高き障害者自立支援法だ。障害者を一般就労につなげることに重きを置いた法律、まあできればいいだけど、この大不況時代をある程度中小零細企業を渡り歩きながら肌身に感じてきたオギワラくんには今一般企業が障害者を雇う体力なんてないのは目に見えてる。


f0153932_21264673.jpg



とまあ批判に入る前に、というかこの法律も近いうちに恐らく改正されるでしょう。選挙も近いし。
つまり、制度、の中で働く、ということに何か違う、と思ったんだね。オギワラくんは。制度なんてテンポラリーなものだし、それをチェイスする徒労感を恐れた、というのもある。そして制度、というものが理念そっちのけで簡単に変わること、そして何よりそれ以上にどんな制度を作ったって、それを運用する生身の人間の解釈によってどうとでもなってしまう、という無味乾燥な現実に思い当たった時に、自分は障害者自立支援法の下、精神障害者の就労支援をしながら、あーでもない、こーでもない、国はひどい、厚生労働省をぶっ倒せ、社会保障給付に難渋しながら防衛庁を省に格上げしてクラスター爆弾1300億円分含む軍事予算ばかりに重点を置こうとしている政府をぶっ倒せ!と、言っていきていくことに、なんか虚しさを覚えたのかもしれない。もちろん批判精神を失ったところでそれはいけないことで、それこそ究極の思考停止だとは思う。ただ、オギワラくんが生きていくときに、それはそれとして、これから起こってくるあらゆる時代の変化に際して、この福祉の世界で生きていくために必要な動じなさ、地道さ、原点を持ち続ける力、免疫、クレバーさ、とにかく臨床に立ち続けるために必要なその種のあらゆる資質を育てていき、そして臨床に居続けることのほうが重要に思えたのだと思う。
私の血の気の多さを知っている人は、「矛盾とかは絶対にあるからあんまりカリカリするな。」と言い、クラスメイトの一人は「(障害者自立支援法の話の延長で)・・・私はあんまりなんでもいい悪いの二元論で片付けるのが好きじゃない。」と言い、働いている障害者施設でその法律のメニューのうち使えるものは使っていく、というユーザーとしてのクレバーさがあり、そしてそのノリは極めてカジュアルで見ていて気持ちがいい。どんなイケテない制度でも使えるもんは使っちまえばいいのだ。その点、私に「カリカリするな。」と言った人も、障害者自立支援法の理念には反対の気持ちを持っていても、それはそれとして使えるメニューは使う、という姿勢を持っている。彼はかつて「いいものはいい。」と言っていた。理念だけでしか語れない人には理解できないスタイルかもしれないし、また、臨床で生きていく人にとってそれが最高とは言えないでも最良のスタイルなのかも知れない。
制度に振り回されるのではなく、まず臨床家として生き続けることが重要だ。そのためには上に挙げた二人のようなスタイルは必要なのだと思う。
そういった意味で、社会福祉士としての最初の仕事に、障害者の就労支援ではなく、知的障害者の現場を選んだのは良かったかもしれない。利用者一人一人について学ぶのがミクロにして最大の福祉行為だと思えるし、利用者のいないところで制度云々していてもそれは政治とのテンポラリーないたちごっこだ。


f0153932_21283787.jpg


目下のところ目標は、辞めないことだ。と言っても2年か3年の非常勤契約だから明日からの現場は時限つきだが、福祉の臨床の場を辞めないこと。そのためにカリカリせず、なんでもかんでもソーシャル・アクション、という私の性格を時々見つめなおして、粛々と地道に臨床現場に立ち合い続けることの尊さを噛み締めながら日々を送っていきたい。

オギワラくんの父親は左翼だった。オギワラくんの父親がオギワラくんぐらいの年かさのころは、とある新興左翼政党へのカンパに金をつぎ込みまくってて、給料はもちろん、サラ金から金を借りてカンパに当てていたそうだ。その結果、家にはアコムなどのサラ金からの取立ての電話が鳴りっ放しで母親などは大変だったようだ。
オギワラくんにもこの父親のように人生の修羅がある。オギワラくんもこの父親のように血の気が多い。だからオギワラくんの父親はオギワラくんが何か激情に駆られている時、何かをもの凄く信じて疑わない時、何かにもの凄く怒っている時、必ず水をかぶせる。オギワラくんの父親はオギワラくんに若かったころの自分を見ている。だから絶対に彼がオギワラくんにいつでも求めるものは、当然、相対性、だ。


f0153932_21275818.jpg



この世界は相対的なものだ。場所が変わればコインの表とウラが変わるように全く違った価値観や世界が横一列に乱立している。それぞれがそれぞれの足で。
オギワラくんの足もその中の2本だ。だからオギワラくんは無数にあるこの世界の主観の中の一つだ。
だからオギワラくんはこの足で立ちながら愛をもとに行動しながら敵には唾液を吐きつける。人間は生来主観的にしか生きれない動物だからオギワラくんはそれを否定しない。黙りこくってこうべを垂れて服従しながら奴隷のように生きるつもりはない。オギワラくんにも、世界中の誰にもそうやって生きて、その人の人生をその人のやり方で生き、その人の言葉を叫ぶ権利がある。そしてみんなどんなゴミみたいな人生でも生きなければならない。これが現時点でオギワラくんが断言できるたった一つのことだ。生きなければならない。相手が死を求めても、だ。生きて、生かさせてこまさねばならない。理由などは必要ない。これは前提であり、そして唯一のモラルだ。
しかし、そうやって吠えるオギワラくんを世界の相対性の中で捉えて行く努力は必要だ。オギワラくんは世界のどっかで生を絶対的に肯定する叫びをあげる無数の足のうちの2本なのだ。

所信表明、以上。

f0153932_21173820.jpg

[PR]
by kento_ogiwara | 2008-03-31 20:32 | BLOG;社会福祉士として | Comments(7)

万葉の旅~明日香・吉野

みなさん、お久し振りです。

私はといいますと、最近は、夜学が先週の月曜に終わり(卒業式つき⇒べらぼうに飲んで寝ゲロつき)、まあそんなこんなでライヴもあったりでべらぼうに飲んで飲んで飲み倒して、そんな日々でした。

んで世を儚んだオギワラくんは、先週の後半、明日香・吉野の里に隠遁していたのであります。
最近、日本の色彩、色の名前などに関心の強いオギワラくん、一世一代の万葉への旅だったのでした。

f0153932_1121179.jpg
















明日香の道はだいたいこんな感じでござる。京都のあでやかさ、繊細さとはちがう、微妙にくぐもった、まさに平安というより万葉、という感じでござる。


f0153932_11235428.jpg
















でこの写真の右側にあるのが香具山、左にあるのが耳成山でござる。畝傍山と並んで大和三山として有名でごじゃるな。香具山に関しては持統天皇の万葉歌、

春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山 

に歌われているのでみなさまも聴いたことがあるのではないでしょうか。その香具山がこの右の若干もっさりこんもりしたやつです。

明日香を堪能し、吉野に宿をとり、目が覚めると窓の外はこんなんでした。

f0153932_11281959.jpg















吉野の里とは申しますが、まあホントに山分け入って深いところです。

この吉野、短歌の舞台ともなりますが、古くは義経・静御前が弁慶らとともに頼朝に追われ身をかくし、義経、静の別離の場所となったり、西行が世を捨て(?)庵を結んだり、後醍醐天皇が足利尊氏に追われ南朝を置き、楠木正成らとともに過ごしたり、あるいは太閤秀吉が自らの権威を誇示するように一目千本という豪快な花見をやったり、極めて歴史的に興味深い場所でもあります。しかも今書いた義経が身をかくした所、後醍醐天皇が楠木らと南朝とした所、及び秀吉が花見をした所は、いずれも同じ場所で、吉水神社の名で今に至っております。歴史好きには垂涎の所と思われますので興味のある方は是非どうぞ吉野へ。

あと吉野は高野、熊野、那智などへ連なる日本古来の山岳信仰の場所でもあります。吉野の山岳信仰の祖となった行者の開いた金峯山寺も吉水神社の近くにあります。その本尊である蔵王堂では私が行った時には護摩修行が行われていて、私はとーぜんICレコーダーでちゃっかり一部始終を録音したりしました。(ついでにわかりやすいオギワラくんは帰京後ピアノに向かうと、いかにも真言に似ている雅楽調の曲を1曲こしらえたとさ。)

あ、ついでに言うと日本古来の山岳信仰、と書きましたが、みなさまご存知のように、この辺りは空海が持ち込んだ密教、古事記的な蛭子信仰などや仏教、神道的な土着信仰、山伏に代表される山岳信仰、果ては老荘思想まで、ありとあらゆるものが混然とした場所です。面白いですよ。

山深く歩いていき、奥の千本と言われる歩いていける限界のようなところにある西行の庵を訪れて帰り、ふと眼下を見下ろすとこのような風景が広がっていたのでした。

f0153932_1149248.jpg



























幽玄、とはこのことか、とまず思いました。
幽玄、とは世阿弥の言葉だったと思いますが詳しくは知らないので何か知っている人は教えてNE!

そして、色。

f0153932_11513015.jpg















これは桜が咲く前、芽吹きの時に見せる微妙な淡い紫なのですが、この色の名前を知っている人がいたら教えて下さい。
こういう色彩は和の美しさ、独特なものだと思います。

紅葉の季節になったら京都に行って、さらに和の美しさ、京都ならそれもより雅な色彩を求めて遊びに行きたいと思っておりますYO!

今週末は桜ですね。

今年度は仕事と夜学で駆け抜けた!
よくやった、オギワラくん!!!
ひとまずお疲れ様、オギワラくん!!!!!
[PR]
by kento_ogiwara | 2008-03-27 12:02 | BLOG;その他 | Comments(0)

今週末3月15日、ライヴやります!

編成は

オギワラくん、いとーさん、ポンサクを破ったとりいポン作チャンプ、シバタちゃ
ん、オギワラちゃん

です。

オリジナル、おジャズを中心にやります。

チャージはタダです!
演奏が終わってもダラーっと飲めます。
演奏が終わったあとは飲みませう。

以下詳細。

TIME 3月15日(土曜)
   20時START
PLACE トラベル・カフェ・ミュージック川崎

http://www.travelcafe.co.jp/shop/musiclazona/index.shtml

先週ともだいぶ内容変えるYO!
乞うご期待!


と、最近ライヴの告知ばかりなので皆様にとって面白くないブログになりつつあるので(皆様といっても1日に見る人は最近は1人かゼロです)、訪れてきた人を喜ばすために、日本一旨いレバニラの店をどどんっと紹介しちゃいますっ!!!!!!!

ズバリ、高田馬場にある

福福亭

のレバニラです。


f0153932_2315948.jpg






美味しそうでしょう?

いや実際うまいんです。
ってゆーかこの店、チャーシューメン食わしても中華丼食わしても何食ってもうまいんです。それはもう奇跡のようなうまさなのです。
私が仕事で疲れたあと、夜学に行く時に、この福福亭の存在がどれだけのものを発揮してくれたことかっ!!!!!!

Yeah, 't was a big deal!!!

場所を説明したいのですが、まあ早稲田口出て、早稲田通りを早稲田の方にちょびっと歩いて左の路地の方に入るとあります。
っとまあこんな説明ではわからないと思うので、写真を貼っておきます。
↓こんな風景になったら紅いノレンをくぐってみて下さい。そこは最高の中華ワンダーランド!
f0153932_237652.jpg






お試しあれ~
[PR]
by kento_ogiwara | 2008-03-09 23:09 | BLOG;音楽について | Comments(0)